生命保険の、疾病特約の入院給付金と手術給付金をいただきました
ケシモチの生命保険は、平成元年に加入したもの。
昔の生命保険なので、病気になったときの入院や手術の保障は、疾病特約を付加することで受け取ることができる。
しかし入院5日目以降しかもらえない古いタイプだ。
当時ではごく当たり前の保障だったが、
入院初日から保障される今どきの医療・入院保険と比べると見劣りするのは否めない。
基準日額は5,000円と最小額だ。
1.入院・手術の内容
5月:盲腸の疑いで入院、癌の疑いで検査 手術はない
7月:痔瘻の根治手術・入院
8月:腹腔鏡による虫垂炎の手術・入院
*5月と8月は同一疾患によるものなので、1回の入院とみなされる
2.保障額の算定
入院日数や手術の内容に応じて、基準日額を元に保障額が計算される。
5月の入院日数は、7泊8日なので、8泊と数える
7月の入院日数は、18泊19日なので、19泊と数える
8月の入院日数は、4泊5日なので、5泊と数える
計算式 盲腸の入院保障額=基準日額×(8+5-4)=基準日額の9倍
盲腸の手術保障額=基準日額×(腹腔鏡による虫垂炎の手術:10倍)=基準日額の10倍
痔の入院保障額=基準日額×(19-4)=基準日額の15倍
痔の手術保障額=基準日額×(痔瘻の根治術:10倍)=基準日額の10倍
保障額の合計=基準日額×(9+10+15+10)=基準日額×44倍
3.古い生命保険の疾病特約でも十分
基準日額は多くはないが、入院日数が多いことと、手術保障でそこそこの額にはなりました。
保障金と高額療養費をあわせると、支払った医療費と相殺してもプラスであった。
ケシモチが今回入院してみて感じたことは、
①古い保険でも十分である
②保障額と支払った医療費が近いほど、当初の目的である保障を十分に果たせる
③高額な保障を求めたい気持ちはわかるが、逆にプラスを求めないことで保険料を抑えることができる
④古い保険を解約し、割高な新しい保険に加入するは必要ない
4.入院日数が長くなるほど病院は損をする
日本の入院日数は長すぎるという批判をうけて、
14日を境に、入院日数が増えるほど診療報酬が減っていく制度になって久しい。
病院もなるべく入院日数をへらす経営努力を行うようになった。
日帰り入院・日帰り手術が増えている。
そのため、長期入院が減り4日の待機期間がある古い保険は人気がなくなった。
しかし、初日から保障のある新しい保険が有利なのかといえば必ずしもそうとは言えない。
入院が14日あれば最低10日に基準額を乗じた額が支給される。
入院が無くとも手術保障がある。
仮に全額を補填できないとしても、経済的な補償機能は果たすことができる。
プラスを求めたくなる気持ちもわかるが、真の目的はそうではないのだ。
5.古い保障内容でも十分
ケシモチも最近の保険は良いと感じていたが、
実際に当事者になることで、古い保険であっても十分満足できることを体感した。
新しい保険と比べてみて、古い保険が全ての面で劣っているとは言えないだろう。