築30数年の自宅マンションをDIY、古いスイッチとコンセントを総取り替えする工事を始めました
スイッチ・コンセントを竣工当初からの「National」製品から、神保電気のNKシリーズに交換します。
NKシリーズは、よく見かける「Panasonic」の製品と違い、見た目がすっきりとしていてケシモチ的にこちらの方が好きだからです。
今回リフォームをお願いした業者さんには、設計段階で新設と移設するスイッチ・コンセントは神保電気の製品を指定しました。
ただし、既存するもので残すものに関しては、交換せずそのままにしてもらい、ケシモチが資格取得後にDIYで交換することにしていました。
今回は、第二種電気工事士の免状を取得して、初めての電気工事です。(^^)
1.妻が一番不満に感じているスイッチを交換
このスイッチは、部屋の天井の蛍光灯をon、offします。
部屋が一新したのに、スイッチとコンセントが薄汚れていて、古めかしいためテンションが下がっていました。
1.1早速開けてみた
スイッチの交換は一番簡単と思っていましたが、開けてみるとコードが多くて少し焦ってしまった。
おまけにホコリだらけで汚いし、不良個所を発見することになった。
1.2 30数年前の工事の欠陥を発見
・左写真の赤で囲った黒色の電線の3カ所の被覆が破れ、芯線が露出している。
・右写真は、下方から見たもの。感電の恐れがあり危険な状態だ。
・この芯線の露出部分はビニルテープで補修を行うこととなった。
1.3 配線をチェック
・上方から「1.6-3cケーブル(黒・白・赤)」が伸びてきている。
・下方に「1.6-2cケーブル(黒・白)」が伸びている。
・上下方向からの白いコードどうしが接続されている
1.4 コードの役割分担
・「1.6-3cケーブルの黒」は、非接地線で電源に繋がっていることが分かる。
・「1.6-3cケーブルの赤」は、負荷(引っ掛けシーリング)に繋がっている。
・黒い電線と赤い電線がスイッチで繋がったときに蛍光灯が灯る仕組みになっている。
・「1.6-3cケーブルの白」は、コンセントに繋げるための接地線だ。
スイッチの下方にコンセントがあるので、1.6-2cケーブルはコンセントに電気を供給していることが推測できる。
・「1.6-2cケーブルの黒」は、スイッチから分岐してもらった非接地線で、コンセントに繋がっている。
・「1.6-2cケーブルの白」は、コンセント用の接地線だ。
2.スイッチ内の配線と、引っ掛けシーリング、コンセントの位置関係から配線図を描いてみた。
スイッチ内の配線から考えて見えない部分は、上図の複線図ように繋がっていると考えられます。
3.スイッチとコンセントの交換が完成した
3.1 スイッチの配線
神保電気のNKシリーズには片切スイッチがないので、3路スイッチで代用しました。
・3路スイッチの0番に上下のケーブルから来る黒のコードを接続します。
・3路スイッチを片切スイッチに代用する場合は、1番に負荷に繋がる赤の電線を接続します。
もし3番に接続すると、スイッチを右に倒したときにoffとなり通常と逆になります。
これでも機能上は問題ないのですが、右に倒したときにonとなるのが「決まり?」なのでそれに従います。
3.2 コンセントは、2口から3口に増やしました
利便性を考えて、3口のコンセントにしましたが2口でも足りているような気がします(^^)
4.まとめ
築後30数年も経過すると、見た目では大丈夫と思っても汚れや経年劣化で機能は確実に低下しています。
特にコンセントは、受け口が緩むためコンセントが抜けやすくなります。
今回は初めての電気工事でしたが、蓋を開けてみるまでは回路がどうなっているのか分かりませんでした。
チョット戸惑いはしましたが、よくよく観察するとどの様な配線になっているのか分かってきます。
感電に気をつけて、残りの古いスイッチやコンセントを入れ替えていきたいと思います。