ねんきん定期便の項目を解説
深掘りシリーズ #2
皆さんのお手元にもくる「ねんきん定期便」は、誕生月に届きますよね。
さらに、35歳、45歳、59歳の時は、年金の加入記録の確認パンフレット、「年金加入記録回答票」を同封した封筒のねんきん定期便が届きます。
ねんきん定期便は、50歳未満とそれ以上で内容がことなります。
50歳以上の方は、仮に60歳まで現在の年金制度に、加入し続けたと仮定して計算した年金の見込額を表示。一方、50歳未満の方は、これまでの加入実績を基に計算した年金の額を表示しています。
今回は、50歳以上の方の定期便の項目です。(下図)
のり付けされている片方のページをペリペリと剥がすと、いつもの疑問が見えてきます。
経過的加算部分 ○○○円。これって何ですか?
ねんきんネットHPから
経過的加算部分の計算式が、ねんきんネットHPにありました。
上記の式で解決しました。
まとめ
経過的加算部分に480月掛けると、1,625円×480月=780,000円になります。
平成30年度の老齢基礎年金の満額が779,300円なので、1,625円/月で計算された経過的加算部分はチョッピリお得なんですよね。超チョッピリですが。
今回、経過的加算部分とは、厚生年金加入者で、加入期間が20歳未満の期間、60歳以上の期間おいて保険料を支払い、その保険料が掛け捨てにならないように1月当たり1,625円の年金を上乗せする調整方法と理解しました。ちなみに被保険者期間の月数は480月が上限です。