老後の生活費は、厚生年金だけでは足りないのが現実です

会社員は毎月給与が銀行口座に振込まれ、給与明細を受取ります。

企業によっては、給与明細を紙で受け取るのではなく、社内のネット内で閲覧し、必要なら印刷するというところもあります。

実際、ケシモチが努めていた会社も、給与支給日に閲覧という方法で確認することが出来ました。

ところで、給与明細をしっかりと見ることはあるでしょうか?

大概は給与額と手取額に残業のある人は残業代の確認ぐらいでしょう。

たまには、社会保険料や税金の額を確かめて見てください。

1.厚生年金保険料を確認してみる

当たり前のように給与から控除されていますが、ずいぶん高いと感じませんか?

この機会に一度確認してください。

厚生年金保険料額は、給与額の9.15%にもなります。

びっくりしませんか?

そして、厚生年金の保険料は、給与が高いほど当然高くなります。

その代わり将来支給される年金額も比例して同じ様に多くなります。

と誰もが思っています。

その通りなのですが、そうでもない落とし穴があります。

2.厚生年金の年金額はどのようにして決まるのか?

収入を元に、標準報酬月額が決まっています。

この標準報酬月額をベースに保険料が算出(183/1000を労使で折半する)されるわけです。

落とし穴というのは、この標準報酬月額には上限があるということです。

つまり、いくら昇給してもある額以上になると打ち止めです。

それ以上払い込む保険料が増えないので、当然年金額もそこで上限を迎えます。

勘違いはここにあるわけです。

3.厚生年金の支給額は、現役時代の収入と比べるとはるかに少ない

標準報酬月額の上限額は月65万円(報酬月額が635,000円以上)。(令和2年10月分から改定されました)

年収でいうと大体1,000万円強です。

貴方が、昇給して年収が1,000万円を超え、退職の頃には2,000万円になり、それなりの生活レベルを送っています。

とても幸せです。

将来退職した時には、さぞかし多くの厚生年金が貰えると期待し、同じレベルの生活を維持できると思っているでしょう。

先程も言いましたが、これは大きな勘違いですね。

年収が2,000万円であったとしても、支給される年金額は年収1,000万円強の人とかわらないからです。

年収2,000万円の生活レベルが染み付いた世帯が、1,000万円の生活を出来るはずがありません。

雑誌やネットで、「年収2000万円のひとが退職すると、生活に困窮したり、破綻したりする」なんて、ショッキングな記事はこういうことです。

身についた2,000万円の生活レベルは簡単に落とせないからですよね。

高給取りほど老後の資金を確保しておかないと厳しい現実に困惑することになります。

ちょっと極端な事例でしたが、なにも高収入の人に限ったわけではありません。

他人事ではありません。

一般的な会社員でも、生活レベルを落とさないと足りないのは同じだからです。

大切なのは、今の生活レベルを維持できるだけの資産を準備しておくことです。

そのためには、具体的な金額を計算する必要があります。

この金額を計算する方法が、ライフプランとキャッシュフローです。

目標がわかればそれに向かって邁進すればよいだけです。

4.標準的な夫婦ふたり世帯の厚生年金額(基礎年金を含む)

将来の年金額を知る有効な手段が、ねんきん定期便です。

毎年、お誕生日月に送られてきますが、ちゃんと見られているでしょうか?

会社員時代の収入と比較すると、年金の少なさに驚くかも知れません。

それでも、不動産所得がある。インカムゲイン、キャピタルゲインで稼いでいる。

特技を生かした収入が見込める。

贅沢できる程の親からの遺産がある。

こういった恵まれた人は例外として、多くの世帯は年金だけでは生活するのは並大抵ではありません。

5.平均的な会社員世帯の年金

毎年1月に厚生労働省が発表している厚生年金額(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)は、令和4年度は219,593円/月。

年収に換算すると、約264万円です。

2,000万円問題が一時騒がれましたが、この264万円に対して、老後資金が2,000万円足りないということです。

6.退職後の出費に驚く

退職金はすぐに無くなる。

ケシモチも退職後すぐにいろんな出費があることにびっくりしました。

住民税、妻の国民年金保険料、健康保険料、医療費など思っていた以上にお金がかかりました。

特に社会保険料は、会社員の場合は会社と折半していましたが、退職後は全額自分で支払わなければなりません。

結構な負担です。

退職前から分かってはいたのですが、すぐには生活レベルを落とせなかったのも資産を減らす大きな原因になっていました。

リタイアして、さあこれから楽しもうと思っていましたが、将来のことを考えると節約が必要だと感じています。

しかし、節約ばかりでは楽しくありません。

7.リタイア後もちょっとリッチな生活を続けるための努力

泣き言ばかり言っても仕方ないので少しばかりの投資をはじめました。

年金以外の収入が100万円あればかなり余裕が生まれます。

インカムゲインとキャピタルゲイン、その他副収入を合計して年間100万円を目標にしています。

しかし思うようには行かないですね。(^^)