老親から終活についてどう考えているかを聞き出せればとても安心できます
以前から「終活について話そう」と父に言ってましたが、今までそのような雰囲気になったことがありません。
まだ元気だからとか、縁起でもないといい「二人(私と弟のこと)に全部任すからたのむ」とよく言ってました。
でも、言われた私たちは何をどうしたらよいのか分かるはずがありません。
父は「息子なら自分の気持ちを分かってくれているだろう」と、勝手な思い込みをしているようです。
相続人は母と弟と私の3人
しかし、私も弟も独立してから近くに住んでいるわけで無く、行き来もそう多くはありません。
こんな状態で、もしもの事があれば、大慌てするのは確実です。
このような状況が長く続いていましたが、父も寄る年波には勝てずその時が訪れました。
きっかけは入院
重篤な病気というわけでは無かったのですが、回復してもなかなか退院させて貰えなかったようです。
退院後は順調なのですが、体力は相当落ちているように見えます
同じ理由での入院がまたあったので、
とにかく弟と一緒に早く話し合っておこうと打ち合わせをし時間をとった次第です。
父に趣旨を話して、いつするかを相談したところ以外にもすんなりと受け入れてくれました。
これぐらい親から聞き出せば相続は簡単になります
遺言書の有無
もし遺言書を書くならば、家庭裁判所の検認が必要となりますし、保管場所を聞いておかねばなりません。
結構面倒です。
父は遺言書は書かないかわりに、口頭で希望する事を伝えてきました。
もちろん、弟も一緒に聞いているので齟齬はありません。
葬儀の望み
葬儀は、家族葬がよい
希望する戒名は○○
葬儀社はすでに○○に決めていて会員になっている(会員証を確認した)
後日、この葬儀場には弟と一緒に事前の打ち合わせをしに行いたいと考えてます
財産はどれぐらいある
資産も全て把握することが出来ました
ネット銀行や通帳の無い銀行口座も無かった
全ての財産を把握することで相続税の申告も不要とわかりました
その他、サブスクやクレジットカードの加入も確認できた
必要なことが分かったので、「父にしっかりと任されました」と宣言しました
父がすべての情報を気持ちよく開示してくれたことがありがたかったです(^^;)
今回のことが無かった、おそらく喪主になる私は、何も分からずオロオロするばかりだと思います。
何か起こる前に話し合うことができたことは本当に良かったです。
父も内心はほっとしたのではないかと思います。
相続の準備が出来ていなければぞっとする
財産を確認するだけでも大変な作業が待っていたと思います
戸建てに住んでいるとやたらと家具があり、付随する引出しはそれ以上に多い。
一つずつ開けながら調べていくには途方もない時間が必要です。
タンスの引出やそこらを手当たり次第にひっくり返した、通帳や郵便物、それらしき書類を探すわけです。
そして見つからないときはどうするか
生命保険の確認は、「生命保険契約紹介制度」で照会してもらうことになります。
証券を保有しているかどうかも調べなければなりません。
その時は、証券保管振替機構(ほふり)に照会する事になります
どちらも時間と手数料がかかりるので面倒です
調べておかないと後で相続税の修正が必要になるかもしれないからです。
銀行預金の確認は、通帳があれば良いのですが、
ネット銀行に預金がある場合は探し出すことは困難でしょう。
またこっそりタンス預金をしているかも知れませんが、見つかる確率は少ないかもしれません。
普段からコミュニケーションをとっておくか、資産をリストを作ってくれるようお願いするしか無いと思います。
実の親ですが、終活について話し合うのはハードルが高いとつくづく感じます。
理解のある親なら良いのですが、縁起でも無いと一蹴されると戸惑いますね。
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