第9期の介護保険料が発表され、将来が心配です
初めに、
大阪市は期待通りでした
今期も断トツ1位をキープしました
確か7期もトップだと思うので、最低でも9年間はトップの座に君臨するわけですね(多分)
数年前まで、大阪市に住んでいた者としましては複雑な思いです
《 目 次 》
健康な人にとっては、介護保険料なんかに興味がない
私も現役時代はまったく興味はなかったです
保険料を支払っているのも忘れているぐらいでした
と言うのも、
65歳までは、国民年金保険料と一緒に徴収されるので、
気にとめることが無かったからです
しかし、リタイアして1号(65歳以上)になってからは違いました
4月には早々と暫定の保険料を支払えと、
役所から納付書が届きます
支払期限が毎月末日なので意識せざるを得ません
加えて、
現金で払い込むので、どれぐらいの保険料を支払っているかも分かります
1号保険料の負担感はとても重い
「給与が安い、物価が高い、円安で困っている、
そして税金が高い」はよく聞く事ですが、
介護保険料が高くて困っていると言う人を見かけたことがありません
年金が主な収入になってしまった高齢者に取って、
はっきり言って、税金なんて怖くありません
何故なら、
リタイアしたほとんどの世帯が、
所得税や住民税の非課税に該当するからです
これを聞くと、
税金払わなくて良いじゃないと言われそうですが、
そうではありません
税より家計を圧迫しているのが介護保険料であり、国民年金保険料なのです
毎年1月に厚労省が発する次年度の平均的収入世帯の年金額で考察する
令和6年度の平均的収入世帯の年金額は、
月額230,483円(夫婦2人分)です
配偶者の基礎年金が含まれているので、世帯主の月額は162,483円になります
年額は、1,949,796円
公的年金控除をした雑所得(年金所得)が、849,796円になります
本人と配偶者の基礎控除を行い、
社会保険料を控除すると所得税も住民税もゼロになります
つまり税金が非課税になるのですが、
国民健康保険料と介護保険料は必ず賦課されます
国民健康保険料は、雑所得(849,796円)からさらに43万円を控除した額に賦課されます
一方、介護保険料は、
本人の住民税の課税か非課税か、年金収入、所得によって決まります
大阪市と熊本市を比較しました
政令指定都市の介護保険料ランキング
政令指定都市のほとんどが6千円台なのに対し、
大阪市は9千円台、堺市は7千円台と存在感が違います(^^;)
大阪市在住の友人達には同情いたします
その他、熊本より負担額の多い政令指定都市の友人達と比べると
チョット負担が少ないので何だか嬉しく思います(^^;)
何故保険料に違いがあるのか
年齢層の変化や介護認定の難度、
介護保険サービスの利用頻度や不必要な利用などいろんな要因で変わるのでしょう
利用者は限度額一杯でなく、必要があるのかどうか考えて利用するのだ大事だと感じます
最近は認定もなかなかされなくなり、逆に介護保険料は増額されています
介護保険の適正な利用が望まれていると思います
前期から減額された保険者もあるので理由は不明ですがやり方はありそうです
介護保険の保険者数は全国で1,573あります
全国の介護保険料基準額(月額・全国加重平均)
第8期(令和3年度~令和5年度) | 第9期(令和6年度~令和8年度) |
6,014円 | 6,225円 (+3.5%) |
保険料の増減数の比較
増額された保険者数 | 前期と同額の保険者数 | 減額された保険者数 |
712(45.3%) | 585(37.2%) | 276(17.5%) |
【厚労省:第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について 令和6年5月14日】から
私の住む熊本市は、6,400円
全国平均を上回っているので喜んでる場合ではありません(^^;)