マクロ経済スライドを4回で解説します(4/4)

厚生年金額の改定についてです。本当はここが知りたかったです!

原則基礎年金と同じですが、個人によって算定基礎となる平均標準報酬月額と平均標準報酬額が異なってくるので話はややこしいです。そう簡単にはいきません。(;_;)

基礎年金については、ご理解頂けたと思います。さて、厚生年金はどうなんでしょうかね?
原則同じでなんです。

ただし、
《*改定率=前年度本来水準の改定率(各人それぞれ異なります)×名目手取り賃金変動率×スライド調整率》
と言う、また解りにくいものが出てきました。

更に輪を掛けるように、「再評価率」、「従前額改定率」、「定額単価」という指標が絡まり、それぞれ毎年改定されるのです。もはや、常人では理解を超える領域に踏み込みこむイメージです。

では、厚生年金の額の計算式を基に説明します。
計算式は2つありますね。以前の投稿でご紹介しました。

です。

*「平均標準報酬月額」と「平均標準報酬額」は毎年再評価が行われ額がかわります。
*従前額改定率も改定されます。

なので、計算の基礎となる数字が毎年変わってしまいます。それに指数が個人では特定できないので、算出することは私にとって手に負えませんでした。残念ながらここまでが限界です

もう一つ、注意すべきは、経過的加算です。受給されている方は、定額単価も変更になりますのでこちらも意識してください。
正式な額は、6月初旬前後の年金支給通知額の数字を待つほかありません。

が、個人的な予想としては、「再評価率」、「従前額改定率」、「定額単価」それぞれ何となくチョコッアップな感じがします。

マクロ経済スライドから年金の計算まで、ご紹介しました。
解りにくい所も多々あったと思いますが、最後までお読み頂きましてありがとう御座いました。

参考

再評価とは

再評価率の基礎となるもの

厚生年金は、報酬及び賞与を年金額の算定の基礎とします。しかし過去の報酬及び賞与の額で計算すると、年金額が極めて低額になる可能性があります。そこで現在の賃金水準及び物価水準に置き換える方法として再評価が行われます。

過去の報酬と賞与に再評価率を掛けて現在価値(賃金水準及び物価水準)に改めます。

・毎年度、名新規裁定者は目手取り賃金変動率を基準として改定します。

・基準年度以後再評価率(既裁定者)の改定は、物価変動率を基準としています。

 

従前額改定率

 

S. 13.4.1以前生まれ

S. 13.4.2以後生まれ

H26年

0.986

0.984

H27年

1.000

0.998

H28年

1.000

0.998

H29年

0.999

0.997

H30年

0.999

0.997

 

定額単価

H26年

1,611円

H27年

1,626円

H28年

1,626円

H29年

1,625円

H30年

1,625円

 

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