厚生年金の支給額を自分で計算してみて分かったこと

(深掘りシリーズ #1)

将来の自分の年金についてよく知ることは大切だと思います。
 会社員時代は、全て社会任せ、全て会社任せ、全て人任せで、自ら年金制度にかかわる事など考えもしませんでした。
 しかし、いざ年金受給者になってみると、どうして年金はこの額なのか、将来この年金額は減らないのかといった心配が心によぎります。

 今回、厚生年金の支給額を自分の手で試算してみました。ゴールは、通知書の額と合致すれば達成です

 去年の、62歳の誕生日前日に、年金事務所で厚生年金の裁定請求を行いました。(誕生日の前日に年を取るのですね)年金事務所での面会は予約制です。ふらっといってもダメです! 
 私は、5月生まれなので支給は、6月分からです。8月に6月分と7月分の2ヶ月分が振り込まれる予定です。対応していただいた社労士さんからは、手続きが遅れることがあるので、その場合は9月になるのでゴメンナサイのこと。

 そうかぁ〜、要するに、同月生まれでも月初に生まれた人と、月末に生まれた人では1月近く差があるので、月末に生まれた人は手続きが遅くなるので不利なんだなぁと、とりとめの無いことを考えながら説明を聞いました。
 初めての年金事務所。殆どの人がそうでしょうが、とても丁寧に説明していただき、質問にも前向きにお答えいただきました。終わった後、気持ちが良かったのを覚えています。

 色々と問題のある日本年金機構ですけど、現場の人は本当に親切で丁寧でした。<(_ _)>

 裁定結果の通知(国民年金・厚生年金保険年金証書)が来たのは、かなり経ってのことでしたが、承認日は、年金事務所に行った日から2週間少しの日付になっていました。8月支給です。(^o^)

 届いた「国民年金・厚生年金保険年金証書」には、平均標準報酬月額平均標準報酬額が記載されていました。これを見て、年金額を自分での計算してみようかなぁと困った虫が目を覚ましました。

平均標準報酬月額平均標準報酬額は、赤枠部分に記載されています。

 今まで、ねんきんネットで年金額のシミュレーションをする事は何回もありましたが、所詮計算ソフトが勝手にやって答えを出すと言うこと。自分でやってみることに意義がみたいな変な衝動にかられて計算しました。まあ時間はあるしね。

 計算式は、以前ブログにも書きましたが、下記の計算式です。

 電卓では、必ずと言って良いほど最近は打ち間違いをする人なので式をExcelに入力し、リターンキーをポン。

あれぇ!結果が違うぞ。裁定の金額より少ないのである。え、何故?

戸惑いながら、あれこれ調査。なんと、年金の計算式は2つもあったのです。(・o・)

それは、「従前額保障」という制度でした。

 平成12年の法律改正により給付乗率が一律5%引き下げられました(これを5%適正化と言うらしい)。この給付乗率で年金を計算すると、給付額が低下してしまう。なので、改正後の計算式(当初の計算式)の額が改正前の計算式(次の計算式)により計算した額を下回る場合には、改正前の計算式による額を支給してあげましょうという経過措置が設けられていたのです。でも、従前改定率という変なものがついているが……(^o^)

違うところを、で示してみました。

この計算式でバッチリ正解でした。(平成30年度の従前改定率は、0.997)

従前改定率って、減額のライセンス?(・o・)

 年金制度はわかりにくい部分が本当に多いですが、今回謎を一つ解いたよう気分です。
 それに、従前額保障で多く支給されることが分かったのでチョッピリ嬉しかったりして。

 ちなみに、ねんきんネットを探しても、平均標準報酬月額と平均標準報酬額は記載されておりませんでした。シミュレーション出来るので載せる必要もないですもんね。(^_^;)